客先常駐

コーディング

客先常駐とは自分の会社ではなく顧客の会社に出勤して仕事をすることです。

派遣社員は自分が登録している派遣会社には出勤せず、派遣先の会社で仕事をします。

また、IT業界では派遣契約ではなく請負契約で客先常駐するSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる契約も多いため、顧客の事業所で仕事をすることを客先常駐と言っています。

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派遣とSES

IT業界での客先常駐には派遣とSESの2種類があります(昔は特定派遣も含め3種類でしたが)。

派遣 SES
客先常駐する人 派遣元の派遣社員 SES会社が常駐させる人
指揮命令権 派遣先 SES会社
商流 ストップ 別のSES会社へ

派遣元の人材派遣会社に登録している派遣社員が客先常駐するのが派遣です。

派遣社員は非正規社員とも呼ばれ、人材派遣会社と雇用関係があるのは派遣先への派遣期間のみです。

つまり、派遣社員は派遣先との派遣契約が終了すると人材派遣会社との雇用関係がなくなり、当然給料はもらえなくなります。

それに対し、SESは請負契約の一種ですが完成したシステムを納品するのではなく、技術者の労働力を提供する契約です。

SESで客先常駐する技術者の身分は正社員かフリーランス(個人事業主)です。

多くのソフトウエア会社は派遣よりSESで常駐させたがります。

その理由は大きく3つです。

  • 派遣事業の許可が取れない
  • 指揮命令権がSES会社にある
  • 正社員以外を客先常駐させられる
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派遣事業の許可が取れない

派遣事業は許可制で少なくとも以下の要件を満たせなければ許可は取れません。

  • 基準資産額が 2,000万円 × 事業所数、かつ負債総額の1/7以上
  • 預金が 1,500万円 × 事業所数 ある
  • 20平米以上の事務所

指揮命令権がSES会社にある

派遣契約では指揮命令権は派遣先にあり、派遣先の指示で仕事を行います。

つまりプログラマーを派遣してしまえば、派遣元のソフトウエア会社は基本的にやることがありません。

しかし「それってソフトウエア会社と言えるの?」と誰もが思うわけです。

SESは「一応」請負契約のため、指揮命令権はSES会社(ソフトウエア会社)にあります。

常駐しているプログラマーの仕事はSES会社が指示するわけです。

実際、それができるか否かは別にしてソフトウエア会社が派遣でなくSESで客先常駐させたがるのは当然と言えます

正社員以外を客先常駐させられる

派遣では派遣元の社員を客先常駐させることしかできません。

それに対してSESならSES会社の正社員はもちろん、SES会社と契約しているフリーランス(個人事業主)、別のSES会社の人材も客先常駐させることができます。

たとえ顧客からたくさんの人手を要求され自社の正社員では足りなくても、別のSES会社の人材を常駐させマージンを稼ぐこともできます。

これの「人間の流れ」はIT業界では「商流」と呼ばれています。

また、フリーランスのプログラマーはほとんどこのSESという形で仕事をしています。

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派遣
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