飲み会が嫌いなら

常駐先の会社では多かれ少なかれ飲み会があります。

フリーランスの僕はほとんど断りますけどね(断らないケースは後述)。

でもそこの社員や別の会社からSES(System Enginnearing Service)で常駐している社員の方々は「行きたくない」とか言いつつもほとんどの人が参加しています。

かつて飲み会が有意義で楽しい時代があった

「飲み会が嫌い」という風潮は近年の話のように思います。

僕が就職した頃(年代はあえて伏せますが)、飲み会とは有意義で楽しいなものでした。

そんな時代を知らない若い人は「はああ~~?!」と思うかもしれませんが。

もちろん、IT業界の話です(IT業界は他と比べて飲み会は少ないと思いますので、きっと他業界はもっと有意義で楽しかったのでしょう)。

普段一緒に仕事をしない人と親しくなれる

あの頃、なぜ飲み会は楽しく有意義だったのでしょうか。

一緒にお酒を飲んで親しくなることで円滑に仕事ができたり、困っ時に助けてもらうことができました。

ほとんどの人が自社の事業所で請負開発をしていたのですが、何か困った時に普段一緒に仕事をしていない別チームや別事業所の人に助けを請うことはよくありました。

逆に飲み会でしか話したことのない人から請われて別チームを助けに行くことも普通でした。

そのようなチーム間・事業所間の助け合いは「請負工数」をチーム・事業所間でやりとりすることで金銭(請負開発では工数とほぼ同義)的な辻褄を合わせていました。

飲み会で飲み食いしながらそうした人脈を広げたり強固にしたりできるのですから、楽しくないはずがありません。

飲み会効果が減った原因

しかし、飲み会はだんだんと有意義で楽しいものから無意味でつまらないものになってしまいました。

理由は大きく2つです。

  • 「消える人」が増えた
  • 請負開発の崩壊とSESへのシフト

「消える人」が増えた

「消える人」とは飲み会で親しくなっても離れていく人達のことです。

例えば退職して連絡を取らなくなる人。

会社を辞めて別の会社に行っても連絡を取り続ける人はいます。

しかし、IT業界が壊れていくにつれ別の業界に転職したりする人も増えました。

これは自社だけでなく協力会社も同様でした。

また、派遣社員が増えましたが、派遣契約が終了すると連絡を取らなくなるパターンが多いです。

もともと派遣とは短期の期間契約でありそれは間違ってはいないのですが。。。

よく「派遣切り」なんて言われますが、当初から決まっていた契約期間が終わったに過ぎません。

そういった「消える人」が増えてきて、せっかく飲み会で親しくなっても人的資産にならなくなってきました。

寄せ集めチームのための飲み会

近年、IT業界での開発チームはまさに「消える人」の寄せ集めのようになっています。

そうした寄せ集めチームの最初の飲み会はほとんど自己紹介です。

開発終了時の飲み会(打ち上げ)はないことも増えました。

やる意味ないですからね、開発終了したら開発メンバーなんて用無しなんですから。。。

まあ、いずれにせよ人脈構築とは程遠いものになった感があります。

請負開発の崩壊とSESへのシフト

いつの間にやら自社で開発する請負開発はSESの仕事が多くなりました。

例えば、飲み会で親しくなったあの人にちょっと助けてもらいたい・・・。

その人が自社で請負開発をしていれば社内調整でどうにでもなります。

でもSESで顧客先に常駐しているとどうにもなりません。

まるで「まったく関係ない会社の人」のようです。

ほぼ全社員がSESの会社の飲み会

その究極が社員のほとんどがSESでバラバラの顧客先に常駐している会社の飲み会かと。

月に一度に「帰社日」に飲み会があるとかよく聞きます。

現在も将来も一緒に仕事をすることはないだろうけど同じ会社に所属しているから、という理由で一緒に飲むわけです。

こちらも人脈構築とは遠いものを感じます。

それでも会社員は飲み会を断れない

そんなふうに飲み会が様変わりした後も会社員を辞めるまではほぼ必ず出席していました。

断り方がわからない、というよりは断れないからです。

無意味でつまらない飲み会に参加するのも会社員としての(間違ってもプログラマーとしての、ではありません)仕事のうちでした。

だって飲み会に参加しないと「協調性」の査定が下がるって話だったんで。。。

フリーランスにとって飲み会とは?

そう聞くと「飲み会が嫌いだからフリーランスってのもあり?」と思われるかもしれません。

それは実際そうだと思います(あくまで一定以上の技術力があるという前提ですが)。

僕が会社員を辞めてフリーランスになったのは収入と好きな仕事を選べるという2点が大きいですが、実際にフリーランスになってみると無意味でつまらなくなった飲み会から解放されたことに気が付きました。

会社員を辞めてフリーランスとなってからも顧客の飲み会に参加することはあります。

しかし参加するのは、一緒にお酒を飲むと成果(最終的にはお金)に繋がる可能性が高い場合のみと決めています。

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